熱狂した野球の早慶戦6連戦(1960年)

2013.11.01

最近朝晩は寒さを感じる日が多くなってきました。
今後ますます動くのが億劫になりますので、今の時期に運動を習慣化してしまいましょう。

授業も中盤に差し掛かり、履修生の体力もますます向上しているようで、
各運動場からは履修生の元気に動き回る様子が聞こえてきます。

ただし急激な寒さに対応できず、体調を崩す履修生もチラホラ。
語学などの中間試験もあるようですので、無理のないように運動を楽しみましょう。

今週末には通信教育課程のウォーキング・エクササイズの授業が実施されます。
日吉キャンパスの宿泊施設や運動設備を駆使し、きれいな日吉キャンパスをウォーキングする、
通信教育課程の体育科目の中でも人気の種目です。
全国各地から参加される通信教育課程の履修者の皆様、
是非とも日吉キャンパスの並木道の風景をお楽しみ下さい。

スポーツの秋も真っ最中。各種競技会も終盤を迎えつつあります。

今週末は野球の早慶戦が開催されます。
六大学の優勝は明治大学で決定しておりますが、早慶戦は別、ということで
応援に駆け付ける学生、教職員、卒業生も多くいることと思います。

この野球の早慶戦、1960年には7日間で6連戦を行うという歴史に残る大勝負を展開した年がありました。
試合前は慶應義塾が8勝2敗で勝ち点4、早稲田が7勝3敗で勝ち点3。
慶應義塾が勝ち点をあげれば、もしくは早稲田が2連勝でそれぞれ優勝、
早稲田が2勝1敗で勝ち越した場合は優勝決定戦になる、というものでした。

11月6日(日) 慶應義塾 1-2 早稲田
11月7日(月) 慶應義塾 4-1 早稲田
11月8日(火) 慶應義塾 0-3 早稲田

この結果、早稲田が2勝1敗となり、早慶両校が9勝4敗の勝ち点4で並び、
21年ぶりの早慶2校による優勝決定戦が実施されました。

11月9日(水) 慶應義塾 1-1 早稲田大学 延長11回日没引き分け
11月11日(金) 慶應義塾 0-0 早稲田大学 延長11回日没引き分け
11月12日(土) 慶應義塾 1-3 早稲田大学

この結果、早稲田大学が3シーズンぶり20回目の優勝で幕を閉じたのでした。

神宮球場は連日満員(5万6千人)となり、6試合で約33万人を動員したというのですから、
当時の早慶戦の注目度がうかがい知れます。

また、現在の野球応援では欠かせないチアリーダーですが、
女性初のリーダーが誕生したのもこの年秋のリーグ戦であり、
慶應義塾の応援席であったそうです。

この後の早慶両校による優勝決定戦は50年後の2010年、
日本ハムからドラフト1位指名された斎藤祐樹が先発した試合なのは記憶に新しいことかと存じます。

今週末に開催される早慶戦、そんなかつての先輩たちも熱狂した試合を思い浮かべて観戦するのも一興でしょう。