【日吉】演習 BLS(ベーシックライフサポート)演習(山内)
体育学演習 BLS(ベーシックライフサポート)演習~救急法の基礎~
※秋学期のみの授業です。
1 単位(春学期) 秋学期: 火2
実施場所
体育研究所講義室
担当教員
山内 賢
担当教員から履修者へのコメント
この講義では、「多分大丈夫は大丈夫でない」「救える命がある」を大テーマにして、「事故防止」の考え方(予見)、緊急時に備える処置(回避と対処)を習得することにあります。傷病者に対するファーストエイドは救急車が来てからでは遅すぎます。バイスタンダー(事故現場に居合わせた最もそばにいる人)が行う、直後の処置がとても大切であり、事故現場から救急隊員を経て医師に患者を手渡すまでに落ち着いて適切な処置ができるような理論と対処の方法(プレホスピタルケア)について、実技と理論を同時に学びます。「目の前に大切な人が倒れていたらあなたはどうしますか?」「見知らぬ人が倒れていたらどうしますか?」その答えは一つです。授業担当者は、できるだけ多くの塾生に、「救命に関しては、貴方も誰かの隣人であるから、隣人を救う人間愛の尊さ(人権の尊重)」を学んで欲しいと思い、この講義を開講しました。「危機管理の基本はすべて想定内にする心構え」という安全の知恵そのものです。 「もし、もっと、救急処置の知識が豊富であったならば…。」という後悔の経験はなかったでしょうか?プレ・ホスピタルケアにおいて、心肺機能停止傷病者はもちろんのこと、怪我をしたときの処置の過程は、その人の事故後の人生を左右します。また、疲労回復は日々の活力と安全につながります。日常生活とスポーツ現場における転ばぬ先の杖としての救急法とコンディショニングの知識と実際を学んでみませんか?予見と回避の態度は、緊急時の最悪の事態を避ける基本的な知恵となります。