山内賢

山内

氏名 山内 賢
職位 教授
メールアドレス yamaken[at]a5.keio.jp ※[at]を@に変換してください。
担当科目 体育実技A(ウィークリースポーツ)「ハンドボール」 ※記念館工事のため一時休講
体育実技A(ウィークリースポーツ)「フィットネストレーニング」
体育実技A(ウィークリースポーツ)「スマートウォーキング」
体育学講義「スポーツ現場のコーチングと安全教育」
体育学講義「健康と運動の科学」
体育学演習「BLS(ベーシックライフサポート)~救急法の基礎~」
専門領域 スポーツ実技:ハンドボール、スキー、スノーボード、スクーバダイビング、ポールウォーキング、アダプテッド・スポーツ(adapted sports)
スポーツ指導:体育方法学、スポーツコーチング、アダプテッド・スポーツ(adapted sports)、救急法、介護予防
所属学会:日本体育・スポーツ・健康学会、日本体力医学会、日本公衆衛生学会、日本コーチング学会、日本ウォーキング学会、日本健康教育学会
研究紹介 1)運動の協調性(巧みさ/技術/技能を含める)を開眼することに役立つ動作観察システムCOACHの開発
スポーツをはじめとして、身体を動かす際の活動に「楽しい}と感じるのは、はたしてどんな時であろうか?私は、何か具体的な目標とするものを見つけてチャレンジしている過程にその「楽しさ」を感じると考えています。できた時はもちろんのこと、できない時もあきらめない限り、「次こそは!」とか「こうやればできるのでは?」のように欲を出してチャレンジする姿勢は、「できた」というゴールの途中であり、楽しさそのものなのではないでしょうか?また、私は「できた」と「できない」に共通する楽しみの中には、「比較する」という「観察意欲」が共通していて、観察が楽しさを導く要因となると考えています。よって、学習者がよく観て考えて学ぶことを支援する教育環境システムづくりを手掛けています。(http://ipona.biz/coach/index.html
2)高齢者や低体力者の運動支援を考える
身体活動の基本である立つ、歩くに関わる運動処方を研究しています。ウォーキングは最も気軽で身近な運動として人気が高いことが厚生労働省の調査で公表されている。私は、「ただ歩くだけではもったいない」と考えストックを用いたフィットネスウォーキングの効果について研究しています。体力的な効果はもちろんのこと、心理的、社会的な面の価値についても研究しています。また、運動はただやるだけでなくその評価も大切なので、高齢者および低体力者を主なターゲットとした運動評価の方法も開発研究しています。具体的にはセルフ測定器を製作して体力自己測定/観察・評価システムづくりを手掛けています。
【論文紹介】「高齢者が行う両ストックを用いたフィットネス・ウォーキングの心理的効果,ウォーキング研究 No16,pp.219-224(2012).」「高齢者を対象にした歩行運動専用ポール導入による体力維持・向上の可能性?通常歩行とノルディック・ウォーキングの比較(1)?,慶應義塾大学体育研究所紀要第49巻第1号,pp.1-7(2010)」「高齢者を対象にした歩行運動専用ポール導入による体力維持・向上の可能性?通常歩行とノルディック・ウォーキングの比較(2)?2種類のストック・ウォーキングの相違と運動処方への可能性に関する事例報告?,慶應義塾大学体育研究所紀要第50巻第1号,pp.1-7(2011)」
社会貢献
フィールドワーク
【講演】
・藤沢エデンの園プレミアムライフセミナー,“健康をデザインするポールウォーキング”
・藤沢エデンの園ポールウォーキング体験会,ステップアップ企画「ポールウォーキング実践編」
・リーダーズCAMP in 長野「スポーツサイエンスセッション」,“ノルディックウォーキングとポールウォークその違いと無限なる可能性”,“自己効力感考察:RPEと気分尺度を用いてポールウォーキングによる適切な運動強度を探る”
・スポーツサイエンスフェスタ2015 in OCU,“ポールウォーキング(POle walking) Positive(積極的)でOutlook(先見的)なLife(生活)をEnjoy(満喫)するWalkingはいかがでしょうか?”
ひとこと 「学ぶ」と「真似る」の2つの言葉は似ていませんか?そう、2つの言葉の語源は「まねぶ」です。2つの言葉は同じ意味を含んでいます。私は運動についてこう考えます。「運動の上達は真似ることからはじめて、そして、学んでください。」みなさんは「所詮真似は真似、学べないよ」と言うかもしれません。本当にそうなのか?真似を繰り返し、自ら真似を積極的に取り入れるだけで、元の自分と違う今が最終的には出来上がり、自然に自己ができあがる。すなわち、学んだことになる。私は、「運動は物真似上手な人ほど上達する。それはよく観察しているから。」と考える。私が最近手がけている観察をテーマにした開発研究の原点はここにあるのかもしれない。みなさんも運動に関して、真似からはじめて、一見不得意そうなものでもチャレンジしてみて、出来そうな感覚を覚えてみませんか?体育研究所の開講している体育科目はとてもバラエティに富んでいます。思い切って体育を履修してみましょう。