論文掲載:寺岡君(元助教)ほか

2025.07.04

所員の研究グループによる研究成果が、体育学研究に掲載されました。

《実践研究》
大学体育実技におけるルーブリックを導入したパフォーマンス評価の実践:チームスポーツに着目して
寺岡 英晋(元助教・現日本体育大学), 東原 綾子, 村山 光義, 永田 直也, 福士 徳文, 稲見 崇孝, 奥山 靜代, 佐々木 玲子, 清水 花菜

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpehss/70/0/70_34-24093/_article/-char/ja

本研究では、大学体育実技におけるルーブリック導入の成果と課題を検討しました。その結果、評価基準の明確化が学修成果の獲得に寄与した可能性が示唆されました。特に、ルーブリックの存在により、学生は授業の目標や評価基準を理解しやすくなり、自己目標を設定し行動を調整することで協働意識が高まることが示されました。また、教員の視点からも、学生がルーブリックを意識して行動することで、授業の進行がスムーズになり学修プロセスが強化されたことが確認されました。

今後に向けて、学生の多様なニーズに対応するための持続可能で柔軟な評価方法を開発することが重要な課題として残されています。こうした取り組みを重ねることで、ルーブリックを活用した教育実践がさらに効果的となり、学生の学修成果が可視化され,大学体育実技の意義が一層向上することが期待されます。

 

本研究にご協力くださった学生の皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。